ペット可のマンション購入時のポイントとは?入居後の注意点なども解説

マンション購入

ペットと共にマンションに住みたいと考えているが、何をみて判断すべきかわからないと思ったことはありませんか?

本記事では、快適な生活をペットと共に送るために、マンションのペットの可否の調べ方から、購入時の注意すべきポイントや選び方などをご紹介します。

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中古マンションにペットに関する決まりがある理由

そもそも、どうして中古マンションにはペットに関する決まりがあるのでしょうか。大きく分けて三つの理由が考えられます。

一つ目は近隣住人とのトラブルのリスクを回避するためです。マンション内でのペットの飼育は鳴き声などの騒音や、他住民のアレルギーなどで問題が発生する可能性があります。そういった問題を未然に防ぐためにペットを禁止していると考えられます。

次に、物件の価値を下げる可能性があるためです。ペット飼育によりついた傷や匂いは退去時に原状回復するのが難しいこともあり、物件自体の価値を下げる可能性があるため、ペットが避けられる可能性があります。

最後に考えられる理由は、昔は外飼いが一般的だったためです。特に、築10年以降や2000年以前に建てられた物件に多く、ペットをマンションで飼うことが一般的でなかった頃の規約をそのまま利用していることが考えられます。

ペット可のマンションの割合

それでは実際どのくらいのマンションがペットの飼育を許可しているのでしょうか?
国土交通省の平成30年度マンション総合調査によると、約60%のマンションがペットの飼育を許可しています。

ペット飼育の可否の確認方法

購入を考えているマンションでペットの飼育が可能なのかを調べるためには、まず最初にマンションのポータルサイト等に記載がないか調べてみましょう

次にマンションの管理規約を確認しましょう。新築マンションの場合、管理規約は不動産会社から配布されます。中古マンションの場合、不動産会社が管理規約を所持していない場合も多いため、前所有者や管理組合に連絡してコピーや電子化したものを受け取りましょう。

ペットについての記載がどこにもない場合、自身が飼っているペットの種類が規約等に載っていない場合には、不動産会社や管理組合、前所有者等にペットの飼育の確認をとりましょう。

ペットの飼育に関する各ルールの違い

マンションのペット飼育の決まりには大きく分けて、ペット可、ペット相談、ペット禁止の三つがあります。それぞれの決まりの違いをみていきましょう。

ペット可のマンションでは、管理規約に則っていればペットと共に入居が可能です。

ペット相談のマンションでは、管理組合に飼っているペットと入居できるかどうかを相談し、許可を得られれば飼育ができます。必ずしもペットとの入居を許可してもらえるというわけではなく、ペットの種類や数によっては許可がおりないケースもあります。

ペット禁止のマンションでは、基本的にペットと入居することは難しいです。物件によっては、ニオイや鳴き声が少なく、壁や床を傷つける恐れがないペットであれば許可されるケースがあります。例としては、魚や小鳥、ハムスターなどです。しかし、なかにはハムスターなどのペットの飼育を禁止している物件もあるため注意しましょう。

ペット可のマンション購入前にチェックすべきポイント

ペットと住めるマンションを購入したいと思った際には、以下の項目を確認してみましょう。

以前からペット可の物件かどうか

途中からペット可になったマンションの場合、物件の人気を上げるために途中からペット可にしたため、ペット用の設備が整っていないことや、元々ペット不可を前提で入居していた住人から歓迎されず、トラブルに繋がりやすいことが考えられるため、注意が必要です。

マンションの周辺環境

飼育しているペットの種類によって異なりますが、以下の点を満たしているとペットを飼育しやすいと言えるでしょう。

  • 周辺に動物病院がある
  • 散歩経路や遊び場がある
  • 道路の車通りが少なくペットを連れ出しやすい
  • ペットと一緒に使いやすい共有部分になっている
  • 足洗い場やドッグランなどの設備が整っている
  • ペットを飼育している住人が周りにもいて理解を得やすい

管理規約のルール

マンションによってはペットの頭数や種類だけではなく、予防接種の義務やエレベーター使用の禁止など様々な規約が定められています。物件購入前に飼育しているペットにあったルールなのかしっかり確認することが大切です。

リフォーム、リノベーションの自由度

ペットと暮らしやすくするために、室内をリフォームしたいと考えることがあるかもしれません。マンションの構造によってはリフォームやリノベーションの自由度が制限されてしまう可能性があるため、注意が必要です。管理規約に具体的な記載があることが多いです。

マンションでのペット飼育の注意点

実際にマンションでペットと一緒に暮らす際の注意すべきポイントを紹介します。

共用部分でのペットの扱い

共有部分では移動用ケージやキャリーバックに入れたり、飼い主が抱いたりして他の住民に迷惑がかからないようにすることが大切です。また共有スペースでは基本的にペットを遊ばせることや飼育することは禁止されています。

ペットのしつけ

やたらと吠えたり、他住民に噛み付いたり、飛びついたりすることがないように、最低限のしつけは行うことが大切です。

近所への挨拶

少なくとも隣と上下の住民にはペットを飼っている旨を伝え、挨拶をしておきましょう。ペットの飼育を認めているマンションであっても、ペットが苦手な住民やペットを飼っていない住民が居る可能性があります。また、ペットの種類や数も先に伝えておくことで入居後のトラブルに繋がりにくくなるでしょう。

騒音トラブルに注意する

防音対策が施されているマンションもありますが、そうでない場合も多いため、床にクッションマットを敷くなどの騒音トラブルを防ぐ対策が必要になります。

正しいフンの処理

フンの処理方法は自治体や物件によって異なります。処理の仕方を間違えると、他の住民に不快感を与えたり迷惑をかけてしまいます。ルールを確認し、正しく処理しましょう。

部屋を汚さない・傷つけない工夫

傷やペットの匂いは物件の価値を下げることに繋がります。壁紙を傷つけないようにしつけたり、匂いのついたものを放置せずにこまめな掃除を心がけることが大切です。

Q&A

ペット可マンションの購入時に気になる疑問とその回答をまとめて紹介します。

ペット可のマンションでの飼育の具体的なルールは?

ペットの許容範囲は物件によって異なりますが、例として以下のような決まりがある物件が多い傾向にあります。

【ペットに関するルールの例】
種類に関するルール:猫や犬は飼育可能だが、爬虫類などは飼育禁止
大きさに関するルール:小型犬のみ2匹まで飼育可能、体重10kgまで
頭数に関するルール:犬もしくは猫1匹まで飼育可能
その他のルール:必ず去勢・避妊手術を行う、バルコニーの使用禁止

ペット禁止でも相談次第で飼育できることはあるか?

近年、ペット可のマンションの増加や空室を埋めるための手段として、ペットの許可を検討する業者や大家さんが増えており、交渉によっては許可してもらえる可能性もあります

交渉する際には、まずなぜその物件がペット不可なのかを理解することが大切です。例えば、猫が壁や柱に傷をつける可能性があるためにペット不可とされている場合、交渉次第で犬やうさぎならば飼うことができるかもしれません。また、壁を自費でガードすることを提案することで、許可を得る可能性もあります。

交渉のコツとしては以下の点が挙げられます。

  • 不動産会社の繁忙期や人気の物件を避けること
  • 懸念されているトラブルを防ぐための対策を伝える
  • 敷金や礼金、家賃を多めに払う

禁止のマンションに内緒でペットを飼うとどうなるか?

内緒でペットを飼っており、契約違反で立ち退きになったというケースは少なくありません。場合によっては損害賠償の請求や、契約違反として違約金を支払うことになるケースも考えられるため、こっそり飼うことは避けましょう。

ペット可のマンションでも配慮しながら暮らすことが大切

ペットと一緒に暮らせるマンションは数多く存在していますが、物件によって飼育が可能なペットの種類や頭数、定められているルールは全く異なります。マンションを選ぶときは管理規約やポータルサイトなどを確認し、自分やペットにとって暮らしやすい物件を選ぶことを心がけましょう。

ペット可の物件といっても、すべての住人が動物を好きなわけではありませんし、飼い主同士がお互いに配慮しないと暮らしにくい環境になってしまいます。ペットと一緒に入居する際は、物件選びはもちろんのこと、入居後の暮らし方にも十分注意しましょう。

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本記事ではマンション購入時のペット可否の調べ方から、注意するべき点、ペット不可の際の交渉のコツなど、幅広くペットと共に快適に暮らすために必要な情報をお伝えしました。マンションや周囲の環境の情報をしっかりリサーチすることが購入時には重要になってきます。

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