【この記事で分かること】
- 1LDKのマンションが売れない理由
- 1LDKのマンションを売却するためのコツ
1LDKのマンションが売れない理由
若い層に人気の1LDKのマンション。価格帯が比較的低いため、売れやすいと思う方もいるかもしれません。ところが、1LDKのマンションは、なかなか売れない現状があります。売りに出したらすぐ売れると思っていると、想定と違い苦労することになるかもしれません。
1LDKのマンションが売れない理由は以下の2つです。
- 30〜40代のニーズに合わないから
- 独身者や20代夫婦でマンションを購入する人は少ないから
30〜40代の夫婦のニーズに合わないから
マンションの購入希望者の多くは、30〜40代の夫婦といわれています。
30〜40代の夫婦の場合、子供がいたり親と同居していたりなどで、一世帯当たりの人数が多い傾向があります。
1LDKだと共有スペースのほかに部屋が1つしかなく、夫婦2人で住むならともかく、複数人で暮らすには手狭です。子どもが1人だとしても、少なくても2LDKは欲しいでしょう。
そのため、1LDKのマンションは、マンション購入希望者のメイン層である30〜40代の夫婦には売れづらいのです。
独身者や20代夫婦でマンションを購入する人は少ないから
多くの場合、1LDKに住みたいと考えるのは独身の方や20代の若い夫婦です。
しかし、これらの方たちは、今後結婚や出産に伴い家族構成が変わる可能性があるため、購入よりも賃貸を選ぶ傾向があります。また、若い夫婦の場合、年収が低いことが多く、ローンを組めないケースも少なくありません。
国土交通省の調査によると、20代でマンションを購入している人は、全体の購入者の5%しかいないのです。
1LDKのマンションを売るコツ
ここまで見てきたように、1LDKのマンションは比較的売れづらく、1LDKのマンションを何の工夫もなく売るのは厳しいです。売却を成功させるには、しっかりとコツを押さえておくことが重要でしょう。
1LDKのマンションを売却する際には押さえておくべきコツは4つあります。
- ターゲットを絞る
- お客様を大切にする
- 信頼できる不動産会社に売却を依頼する
- ハウスクリーニングを検討する
それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
ターゲットを絞る
すでに解説したように、マンション購入希望者の多くを占める30〜40代の夫婦で1LDKを買いたいと思う方は少ないです。そのため、1LDKのマンションの売却では、より広い間取りのマンションと比べて、「誰にアピールするか?」を意識することが重要です。
1LDKのマンション売却で狙うべきターゲットは、以下の3種類です。
- 子供のいない夫婦
- 老夫婦
- 独身者
子供のいない夫婦
子供のいない夫婦であれば、1LDKのマンションで十分といえます。特に若い夫婦だと、比較的価格帯の安い1LDKはローンも組みやすく購入へのハードルが下げられます。
老夫婦
子どもが自立して2人で暮らす老夫婦にとって、今まで家族と暮らしてきた家は少し広すぎると感じる傾向があります。特に戸建てで階段があると、将来的に登り下りが大変になるので住み替えを考えているケースも少なくありません。
1LDKのマンションは段差も少なく、戸建てのように階段もありません。家の中での移動も減らせるため、将来的に足腰が悪くなってしまっても比較的住みやすいです。
独身者
中には独身でマンションの購入を考えている人もいます。結婚を意識していない場合、自分ひとりで住むためのマンションなら1LDKあれば十分に生活できます。
お客様を大切にする
1LDKを購入したい方は、そもそも少ないです。そのため、問い合わせてくれた人や内覧に来てくれた人のことは十分に大切にするよう、心がけましょう。
内覧のスケジュールは購入希望者の都合に合わせて調整し、内見当日も丁重にもてなしましょう。値引きを求められる可能性もあるので、どこまでなら値引きを許容できるのかを事前に決めておくのもおすすめです。
信頼できる不動産会社に売却を依頼する
1LDKのマンションに限らず、マンション売却で最も重要と言っても過言ではない要素が、不動産会社選びです。
不動産会社には、それぞれ得意領域があります。1LDKのマンションの売却実績や担当者の受け答えの的確さなどを慎重に見極め、信頼できる不動産会社に売却を依頼しましょう。
ハウスクリーニングを検討する
ハウスクリーニングとは、家をクリーニングの専門業者に依頼して専門的な技術、道具、機材を用いて掃除してもらうサービスです。
ハウスクリーニングをすることで、購入希望者から良い印象を持ってもらいやすくなります。また、高額な費用がかかるリフォームやリノベーションと比較すると、ハウスクリーニングは費用対効果が高いです。
1LDKのマンションが売れない際の対処法4選
ここまで1LDKのマンションを売却するコツを4つ紹介しましたが、それでも買い手が見つからないことはあります。
1LDKのマンションがどうしても売れない場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。1LDKのマンションが売れないときの主な対処法は以下の4つです。
- 売り出し価格を下げる
- 不動産会社を変更する
- 買取業者を利用する
- 賃貸に出す
それぞれの対処法について解説していきます。
売り出し価格を下げる
きちんと売却活動をしているのにもかかわらず売れないのであれば、売り出し価格が高すぎるのかもしれません。不動産会社と相談のうえ、売り出し価格の値下げを検討しましょう。
不動産会社を変更する
適正な価格で売り出しているにも関わらず買い手が見つからない場合、売却を依頼している不動産会社に原因があるかもしれません。
今の不動産会社で思うような結果が出てないのであれば、他の不動産会社にも相談してみると良いでしょう。
買取業者を利用する
なかなか売れない場合は、仲介会社ではなく、買取業者を利用するのも一つの策です。
買取業者は、購入希望者探しや契約のサポートを行う仲介会社とは違い、自ら不動産を買い取る業者のことです。買取業者でれば、1LDKのマンションでもすぐに買い取ってくれます。
仲介業者に依頼してもなかなか売れない場合は、買取業者に一度相談してみると良いでしょう。
賃貸に出す
1LDKのマンションを購入したいと思う方は少ないですが、借りたいと思う方は多いです。そのため、思ったように売れないのであれば、賃貸に出すことを検討しても良いでしょう。
ただし、住宅ローンの残債が残っている場合は、住居用から賃貸用にローンを組み直さなくてはいけません。賃貸経営に切り替えたい方は、金融機関に相談したうえで手続きを進めましょう。
また、賃貸に出した後にオーナーチェンジ物件として売却することも可能です。
1LDKのマンションを素早く売却する方法
いかがでしたでしょうか?
1LDKのマンションは、他の間取りのマンションと比べて需要が少なく、売却が難しいです。通常の売却方法では、売却に時間がかかってしまう可能性もあるでしょう。
そこでオススメなのが、すむたす売却です。
すむたす売却では、マンションを希望のタイミング(最短2日〜)売却可能です。また、仲介会社を通さずにすむたすが直接買取を行うため、仲介手数料は一切かからず、売却益を多く残すことも可能です。
少しでも興味のある方は、一度査定だけでもしてみてはいかがでしょうか。1分間の物件情報入力だけで、物件の適性な売却価格を算出することができます。