【この記事で分かること】
- マンションの一階が売れにくいと言われる理由
- 一階の物件を売る際のアピールポイントと注意点
マンションの1階が売れない理由7選
一般的に、マンションの1階は、上の階と比べて売れづらいと言われています。売れづらい理由を理解することで、素早く売却するための対策も練りやすくなります。まずはマンションの1階が売れづらい理由を把握しましょう。
マンションの1階が売れない理由は、主に以下の7つです。
- 日当たりが悪い
- 通りから見えやすい
- 防犯面が心配
- 害虫が心配
- 浸水が心配
- 景観が悪い
- 騒音が気になる
日当たりが悪い
マンションの1階が売れない理由の1つ目は、日当たりの悪さです。どんなに立地や方角が良くても、1階はどうしても日当たりが悪いです。特に近くに高い建物があれば、日差しが入りにくくなってしまいます。日当たりが悪いと、家の中がどんより暗くなってしまったり、洗濯物が乾きにくかったり、何かと気になる点が出てきてしまいます。
通りから見えやすい
通りから見えやすいのも、マンションの1階が売れない理由のひとつです。どうしても通行人の視線と同じ高さなので、上手くカバーしないと部屋の中が外から丸見えになってしまいます。
防犯面が心配
マンションの1階が売れない最大の理由と言っても過言ではないのが、防犯面の心配です。どんなにセキュリティがしっかりしたマンションでも、1階だと心配が拭いきれません。家に入られる心配はもちろん、下着泥棒の心配もあるため、防犯面の理由でマンションの1階の購入を躊躇する方は多いです。
害虫が心配
マンションの1階には、害虫の心配もあります。高層階であれば蚊やゴキブリなどの害虫が侵入してくる心配もありません。しかし、1階はどうしても害虫問題は避けられません。湿気が溜まりやすい部屋でもあるので、害虫にとっては格好の環境といえます。
浸水が心配
浸水の心配もマンションの1階が売れない理由のひとつです。一般的な雨であれば問題ないでしょう。しかし、ゲリラ豪雨や台風などの大雨の際、地面と近い分浸水してしまう恐れは拭いきれません。
景観が悪い
どんなに景観の良い立地に住んでいても、1階では景色を見渡せません。窓からの景色にこだわりのある人には、マンションの1階はなかなか売れないでしょう。
騒音が気になる
マンションの1階は道路とも近く、外の音が入りやすいです。車の音、騒ぎ声、電車の音など、人によって気になる点は多々あるでしょう。もちろん立地にもよりますが、音に敏感な人や、騒音が気になりやすい人だと住みにくいと感じるかもしれません。
マンションの1階のメリット5選
ここまでマンションの1階が売れない理由を紹介してきましたが、1階ならではのメリットがあるのも事実です。住んでいる人以外にはわかりづらいメリットも多いので、売却活動の際は、購入希望者に対してしっかりとアピールするようにしましょう。マンションの1階の代表的なメリットは以下の5つです。
- 専用の庭がある
- 下の階を気にせず暮らせる
- 落下の心配がない
- 出入りが楽
- 災害時の避難経路が確保しやすい
専用の庭がある
通常、マンションにはベランダが付いています。しかし、マンションの1階の多くには、ベランダの代わりに庭があります。ベランダに比べて庭はスペースが広く、ベランダ以上に自由に使える空間であるため、1階ならではのメリットといえるでしょう。ガーデニングを楽しみたい人や、犬を飼っている人にとっては特に嬉しいポイントです。
下の階を気にせず暮らせる
マンションの2階以上の部屋に住むにあたり、どうしても避けられないのが下の階への気遣いです。子どもが走り回ったり、家事をしたりする音は、意外と下の階に響いてしまいがち…。
しかし、1階なら下の階を気にしないで暮らせます。走り回りたい年頃の小さいお子さんがいる場合は、特に嬉しいメリットです。
落下の心配がない
洗濯物を干していたり、小さな子どもが遊んでいたりする際に怖いのが、ベランダからの落下です。1階はそもそも落ちてしまうことがないため、子どもが庭にいても「落ちてしまうかも」と心配せずに済みます。
出入りが楽
マンションの1階はエレベーターを待ったり、階段を上ったりする必要がなく、出入りが楽です。小さい子どもや高齢の方と住んでいたり、荷物が多かったりする人にとって、出入りが楽なのはありがたいでしょう。「朝の忙しい時間にエレベーターがなかなか来ない!」という焦りからも、解放されます。
災害時の避難経路が確保しやすい
高層階だと、いざというときの避難経路の確保が難しい場合があります。その点マンションの1階だと、エレベーターや階段を下る必要がないのはもちろん、庭からすぐに外に出られたり、エントランスまでの道のりも短かったりするため、避難経路が確保しやすいです。
マンションの1階を売る際の注意点3選
マンションの1階には、紹介してきた通りさまざまなメリットがありますが、他の間取りに比べると売れづらいのも事実です。そのため、売却活動には工夫して望む必要があります。
マンションの1階を売却する際の主な注意点は、以下の3つです。
- 内覧時の部屋の見せ方
- 洗濯物事情の訴求
- 防犯事情の訴求
内覧時の部屋の見せ方
内覧をしているとき、部屋がどんより暗く見えると、印象が悪くなり売れなくなってしまうかもしれません。内覧の時間はなるべく日の入る時間に調整し、部屋を明るく見せることを心がけてみてください。
このとき、カーテンを開けすぎてしまうと「外から見えてしまうのでは」と不安を仰いでしまいます。外からの視線が気にならないよう、どのカーテンをどのくらいの幅開けるのか考えたり、電気をつけておいたり、工夫してみましょう。
洗濯物事情の訴求
1階だと、干している下着を誰かに見られたり、盗まれたりすることを恐れて、外に洗濯物を干せない人もいます。そんな人のために、浴室乾燥機で十分に洗濯物の乾燥ができる点を訴求しましょう。実際の体験談を話すだけでもアピールになります。
防犯事情の訴求
防犯対策でどのようなことをしているのか、共有するのは重要です。外から見えないようにグリーンカーテンをしたり、ミラーカーテンを使ったり、どのような工夫を施しているのか細かく伝えることを心がけましょう。
マンションの1階を素早く売却する方法
いかがでしたでしょうか?
マンションの1階は、上の階と比べると売るのが難しい傾向があり、売却活動に工夫が必要です。
住み替えなどで売却に時間をかけることができなかったり、数ヶ月経過しても売れなかったりした場合は、すむたす売却の利用を検討してみるのもオススメです。
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