同じマンション内で住み替える理由3選
マンションの住み替えでは、今住んでいるマンションとは別のマンションに引っ越すイメージが強いでしょう。
しかし、同じマンション内で住み替えをするケースは少なくありません。同じマンション内で住み替えをする理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
同じマンション内で住み替えをする代表的な理由は、以下の3つです。
- 今住んでいるマンションを気に入っているから
- 広い部屋に引っ越したいから
- 狭い部屋に引っ越したいから
今住んでいるマンションを気に入っているから
同じマンション内でも、さまざまな間取りの物件があります。中には1LKから4LDKまで、幅広い間取りを取り揃えているマンションも少なくありません。
室内環境は変えたくても、マンションの充実した周辺環境や共有スペースを手放したくない人もいます。このようなケースでは、間取りは変えつつマンションはそのままの、同じマンション内での住み替えは、理想的な選択肢です。
広い部屋に引っ越したいから
家族が増えて今のマンションでは手狭に感じてしまっている人は、同じマンション内でより広い間取りの物件への住み替えを考えるでしょう。子どもが増えたり、親との同居を始めたりすると、部屋が足りなくなり、家族間でのプライバシーが確保できなくなってしまいます。
狭い部屋に引っ越したいから
反対に、子どもが巣立ってしまい今の部屋では広すぎる人は、同じマンション内でよりコンパクトな間取りの部屋への住み替えを希望することもあるでしょう。間取りの他にも、老後の体力低下に伴い下層階への住み替えを検討する人もいます。
同じマンション内で住み替える際の流れ
同じマンション内での住み替えは、以下の3ステップで進みます。
同じマンション内で希望の部屋を見つける
同じマンション内で住み替えをしたいのであれば、まずは希望の部屋を見つけることから始めなくてはいけません。同じマンション内でも、どこの部屋でも良いわけではありません。間取りや階数など希望の条件を満たす部屋を探しましょう。
不動産会社に相談する方法はもちろん、ご近所付き合いが豊富な方は、周りの人に聞いて回ってみることでより早く空き部屋の情報をキャッチできます。
希望の部屋を購入する
希望物件が空き部屋になったら、まずは「買い先行」で物件を購入してしまうのがおすすめです。買い先行とは住み替えの手順のひとつで、今住んでいる部屋を売却する前に、住み替え先の部屋を購入する方法です。
同じマンション内での住み替えとはいえ、優遇して希望物件を購入できるわけではありません。特に人気マンションであれば、早期購入をしなければほかの購入希望者に先を越されてしまいます。同じマンション内だからといって、油断しないよう注意しましょう。
今住んでいる部屋を売却する
同じマンション内での住み替えが完了したら、次に自分の元々持っていた部屋の売却をしましょう。同じマンション内であれば、売却活動もスムーズにでき、内覧の対応もしやすいです。
住宅ローンの返済が完了していない場合、売却期間が長期化してしまうと、住宅ローンを二重で支払うダブルローン状態が長引いてしまいます。返済額が家計を圧迫しかねないため、なるべく早く売却できるよう最善を尽くしましょう。
同じマンション内での住み替えは買い先行がおすすめ
同じマンション内での住み替えは、売り先行ではなく買い先行がおすすめです。ここからは買い先行のメリットとデメリットを解説します。
買い先行のメリット
買い先行のメリットは大きく2つあります。
1つ目は、確実に希望物件を購入できることです。通常の住み替えでは気にし過ぎなくてもいいものの、同じマンション内での住み替えともなると移転先の新居の選択肢が大幅に絞られます。
先に売却することにこだわり過ぎてしまうと、希望物件がほかの人に買われてしまいます。先に新居を購入して購入物件に必ず住み替えられるよう、計画的に進めましょう。
2つ目のメリットは、内覧対応が楽になる点です。物件に住みながらの内覧対応では、片付けや掃除が必要になり、内覧前は何かと忙しくなってしまいます。見せたくない生活感を曝け出すことに対しても抵抗感を感じる方も少なくないでしょう。
買い先行で家を空き家にできれば、清掃をして常に綺麗な状態で内覧に対応できたり、生活感を見せないスタイリッシュな演出をしたりできるので、よりマンションの魅力を引き出す内覧対応が期待できます。
買い先行のデメリット
買い先行の最大のデメリットがダブルローンを組まなければならないことです。
売却した物件の住宅ローンが完済しているのであれば、何も心配することはありません。
しかし、返済が完了していない場合には元の住宅ローンと新しい住宅ローンのふたつのローンを二重で負担するダブルローンになってしまいます。毎月の返済額が倍になるため、家計を圧迫しかねません。
さらに、元のマンションがどれほどの価格で売れるかどうかは、実際に取引が完了してみないとわかりません。余裕を持たせた資金計画を立てておかないと、これも家計を苦しめる要因になりかねません。
同じマンション内での住み替えの注意点3選
同じマンション内で住み替えをするためには、住み替えの手順以外にも気にするべきことがいくつもあります。「同じマンション内だから大丈夫」と十分な下調べをしないで購入に踏み切ってしまうと、住み替えで後悔するかもしれません。
同じマンション内での住み替え時に注意するべき主なポイントは以下の3つです。
- 信頼できる不動産会社を見極める
- 住み替え後の管理費/修繕費を事前に確認する
- 希望する部屋の環境を事前にチェックする
信頼できる不動産会社を見極める
住み替えでは新居の購入と今の家の売却の2つの取引を進めることになり、不動産会社の実力次第で売却の成否が大きく左右されます。
複数の不動産会社の話を聞いた上で、信頼できる不動産会社をしっかりと見極めましょう。
住み替え後の管理費/修繕費を事前に確認する
マンションに住む場合に必ず発生する管理費や修繕積立金。これらのランニングコストは毎月の支払いが必要で、金額は部屋によって異なるケースが多いです。
今と同じ管理費/修繕費を想定して資金計画を立てていると、思わぬ値上がりで支払いが難しくなってしまうことも。同じマンション内で住み替える場合でも、住み替え後の管理費/修繕費は事前にチェックしておきましょう。
希望する部屋の環境を事前にチェックする
広いマンションでは部屋や階数ごとに環境が異なります。特に、近隣住人が変わることには注意が必要です。上下左右の部屋にどのような人が住んでいるのかによって、気の遣い方も変わってきます。
特に角部屋に住んでいた人が反対側の角部屋に移る場合、外の騒音や異臭が気になるという事例もあります。住み替え前にどのような環境なのかは十分に調べておきましょう。
ダブルローンを組まずに同じマンション内で住み替える方法
いかがでしたでしょうか?
すでに解説したように、同じマンション内で住み替える場合は、売り先行ではなく買い先行がオススメです。
一方で、買い先行の住み替えにはダブルローンがつきものです。ダブルローンは通常のローンと比べて審査が厳しく、必ず組めるとは限りません。また、審査に通過したとしても、2つの住宅ローンを同時に返済していくことになるため、月々の返済額は大きくなります。
これらを踏まえると、ダブルローンを組むことはなるべく避けたいと思う方が多いでしょう。そこでオススメなのがすむたす買取です。
すむたす買取では、すむたすが直接物件を買い取るため、希望通りのスケジュールでの売却が可能です。すむたす買取を利用して、住み替え先の購入と、今住んでいる部屋の売却のタイミングを合わせることで、ダブルローンを組まずに同じマンション内での住み替えを成功させることが可能です。
査定時に電話番号を入力する必要がないため、営業電話がかかってくる心配もありません。「まずは価格だけ知りたい」という方にも安心してご利用いただけます。マンションの簡単な情報を入力するだけで、最短1時間で売却価格がわかるため、住み替えでのマンション売却を検討している方は、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。