【この記事で分かること】
- 買取再販の特徴とメリット、デメリットを把握できる。
- すむたすマガジンがおすすめする買取サービス
不動産の買取再販とは
不動産の買取再販とは、中古の不動産を買取り、リフォームやリノベーションをして再度販売することをいいます。
簡単にいうと、「古い不動産を買って、直して、転売する」ことです。
買取再販と仲介の違い
不動産売却の方法には、「買取再販」の他に「仲介」もあります。
買取再販には、仲介と比べて、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
買取再販のメリット
仲介と比較して、買取再販には以下のメリットがあります。
- かかる費用が少ない
- 売却スピードが早い
- 「契約不適合責任」を負わずに済む
以下で一つずつ詳しく解説します。
かかる費用が少ない
仲介と比べ、買取再販は「売却にかかる費用」が少ないです。
具体的にどの程度少ないのか、仲介でかかる費用を見てみましょう。
- 仲介手数料(売却価格の3%+6万円)
- ハウスクリーニング費用(数万~数十万)
- リフォーム費用(数十万~数百万)
仲介ではほぼ必須の「仲介手数料」が、買取再販ではかかりません。
ハウスクリーニング費用やリフォーム費用は、仲介でもかからないこともあります。
ただし、マンションが汚かったりボロボロだったりする場合は、ある程度きれいにしなければ売れないでしょう。
仲介で不動産を買取るのは「買ったマンションに住みたい個人」であり、誰も「汚くてボロボロなマンション」には住みたくないからです。
ハウスクリーニングやリフォームについては以下の記事も参考にしてください。
売却スピードが早い
買取再販は仲介と比べ、スピーディに売却できます。買取再販は、「転売を目的とした業者への売却」だからです。
仲介では、仲介業者を通して「このマンションが欲しい!」と感じる個人を探します。
買主との巡りあわせは、まさに「縁」。すぐに売却が決まることもあれば、1年経っても決まらないこともあるでしょう。もちろん、購入希望者が現れるたびに「内見」も必要となり、手間もかかります。
業者への売却である買取再販では、「売主が業者の提示する価格」に納得すれば、売却はすぐに決まります。業者が提示する買取価格は「この価格で買取れば、再販で利益を出せそうだ」という価格です。
価格の決定権こそないものの、売るかどうかの決定権はすべて売主にあります。
それぞれの業者の違いについて、より詳しく知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。買取業者と仲介業者の違いについて、それぞれのメリット・デメリットと併せ、詳しく解説しています。
契約不適合責任を負わずに済む
買取再販では、売却した不動産に不備が見つかった際の責任、「契約不適合責任」を負わずに済みます。
仲介では、売却した不動産に不備が見つかると、一定期間内は売主が責任を負わなくてはなりません。不備(傷・設備故障など)の修理費用を、売主が負担するのです。
つまり仲介では、売却後もしばらくは契約不適合責任の不安が残ります。実際に不備が見つかれば、修理費用を支払うことになります。買い替えのような場合では、不備が見つかったときには、マンションを売却したお金を使い切ってしまっているかもしれません。
一方、買取再販なら、契約不適合責任を負う必要はありません。再販後の不動産に不備が見つかった場合でも、責任は業者が負ってくれます。
買取再販なら、売却後の新生活を、安心して楽しめるのです。
買取再販のデメリット
仲介と比較して、買取再販には以下のデメリットがあります。
- 売却価格が低くなりがち
売却価格が低くなりがち
一般的に、買取再販は仲介と比べ、売却価格が低いといわれています。「市場相場の7~8割」ほどと見ておくといいでしょう。
なぜ、買取再販は売却価格が低いのでしょうか。理由は主に2つ。「業者が再販で利益を出さなければならないこと」と「リフォームやリノベーションの費用を業者が負担すること」です。利益とリノベーションの費用を差し引いた金額が買取価格になるため、仲介よりも価格が安くなってしまうのです。
しかし、買取再販では「仲介手数料がかからない」というメリットがあるので、買取価格をそのまま手元に残すことができます。仲介の場合は、売却価格から仲介手数料(売却価格の3%が一般的)を差し引いた金額が手元に残ります。
具体的な売却価格の目安をつけるには、相場を調べましょう。不動産の相場の調べ方や、土地ごとの平均相場は、こちらの記事でお伝えしています。
不動産の買取再販の流れ
不動産の買取再販は、次の3ステップに沿って進んでいきます。
- 買取(仕入れ)
- リフォーム・リノベーション
- 販売
流れを知っておくことで、より安心して買取再販を利用できるでしょう。一つひとつの工程について、解説していきます。
買取(仕入れ)
買取再販の最初のステップは、「買取」です。売主にとっては不動産の売却であり、業者にとっては再販に向けた商品仕入れとなるステップです。
不動産の査定を行い、購入価格(売主から見た売却価格)を決めます。売主が価格に納得すれば、契約は成立。不動産を現金化できます。
なお買取は、売主が関与する唯一の部分でもあります。業者の提示した価格を見て、売るか売らないかを決めましょう。ここで大切なのが、複数業者に査定を依頼することです。
もしも1社にしか査定を依頼しなければ、提示された価格が高いのか安いのかがわからないでしょう。相場よりもはるかに低い価格で買い叩かれそうになったとしても、ほかの業者がどの程度で買取ってくれるかわからないため、気付けません。
複数業者への査定依頼は、不動産売買における「最低限の自己防衛」です。
まずは、不動産の一括査定サイトを使い、たくさんの見積もりを集めてください。一括査定サイトを使えば、サイトに登録している業者への査定依頼を、一度の手続きで済ませられます。
一括査定サイトの詳しい使い方を知りたい方は、こちらの記事をお読みください。査定依頼の流れや、利用時の注意点をまとめています。
リフォーム・リノベーション
以降のステップでは、売主がすることはありません。買取が済んだ時点で不動産は業者のものとなり、修繕も清掃もすべて業者が行うこととなります。
とはいえ、自分の住んでいた物件がどんな風に再販されるのかは気になるでしょう。
業者は買取りが済むと、古びた箇所や汚れた部分を修繕・清掃します。買取った物件を「より高く売れる物件」にするためです。ときにはリノベーションやリフォームをして、その土地に合った魅力的な物件に生まれ変わらせることもあります。
売主にとっては関係のない工程ではありますが、長年住んできた大切な不動産が、どのように生まれ変わるかには興味があるでしょう。なるべくきれいに、魅力的に、不動産を復活させてもらいたいものです。
なお、仲介でも買取でも、自分でリフォームやリノベーションをするのはおすすめできません。買取なら業者がしてくれますし、仲介でも、自らリノベーションしたいと考える買主は多いからです。
売主自らリフォーム・リノベーションすべきでない理由を詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひお読みください。
販売
より魅力的に生まれ変わった不動産を、新しい買主、つまり新しい家主に販売します。販売による収益はすべて業者のものであり、売主には売却益は入りません。
とはいえ、長年大切にしてきた不動産には、愛着があるでしょう。家を大切にしてくれる家主に、販売してほしいものです。
完成見学会があれば、見に行ってみるのもいいかもしれませんね。
不動産の買取再販に向いている人
不動産の買取再販と仲介では、「どんな人に向いているのか」が異なります。
【買取再販が向いている人】
- 物件をすぐに売りたい人
- 契約不適合責任を避けたい人
- 売却活動が面倒な人
次からは、買取再販が向いているのはどんな人なのか、一つひとつ解説していきます。
「自分はどうかな?」とイメージしながら、読み進めてみましょう。
物件をすぐに売りたい人
買取再販は、物件をすぐに売りたい人、まとまった現金をすぐに手にしたい人に向いています。
仲介では1年経っても売れないような物件も、買取再販ならすぐに、それこそ1週間以内で売れることも。任意売却や競売にかけられそうな不動産なら、買取再販で売却するのが賢明です。
競売とは、住宅ローンの支払い滞納が続いた不動産を、ローンの債権者が強制的に売却することです。売却価格は通常の5~7割程度になることが多く、売主が売却活動に携わることはできません。
そんな競売を防ぐためのひとつの手段が、任意売却です。任意売却なら通常とほとんど同じ価格で不動産を売却できます。任意売却をすることや、売却価格の決定には債権者への相談がいるものの、売却への納得感は高くなるでしょう。
契約不適合責任を避けたい人
契約不適合責任を避けたい人には、仲介よりも買取再販が向いています。
仲介の場合、売却後もしばらくは「自分でも気付いていない傷や不備が見つかったらどうしよう」と、不安を抱えることになります。
「売却も終わったし、心機一転、新しい家での生活を楽しむぞ!」という気持ちを大切にしたい方にとって、買取再販の「契約不適合を負わずに済む」メリットは、より大きなものと感じるでしょう。
売却活動が面倒な人
売却活動が面倒な人にも、買取再販をおすすめします。
売却活動には、広告用の写真撮影や「内見」が必須。内覧が決まるたびに、週末の予定を開けたり、掃除をするのはかなりの手間がかかります。また、購入希望者が現れた後も、価格交渉や部屋の片づけをしたりと、仲介の売却には何かと手間がかかります。
一方の買取再販では、内覧、価格交渉、部屋の片づけなどの手間は一切必要ありません。売却活動が面倒な人、忙しくて手間をかけられない人には、買取再販を活用した「効率的な不動産売却」をおすすめします。
オススメの買取再販業者
マンションの買取再販を検討している方にオススメなのが、「すむたす売却」です。
「すむたす売却」は、AIと専門家の知見を掛け合わせた、全く新しい不動産の買取再販サービスです。3つの特徴により、大切なマンションを、適正価格で買取ります。
【すむたす売却の3つの特徴】
- 売却のスケジュールを自由に調整できる
- 買取価格が高い
- しつこい営業一切なし
次からは、一つひとつの特徴について、詳しく解説していきます。「すむたす売却」で売る・売らないは別として、売却活動の役に立つこと間違いなしです。
売却のスケジュールを自由に調整できる
「すむたす売却」最大の特徴は、売却のスケジュールをお客様が自由に調整できる点です。
すむたす売却では、オンラインの査定と物件の訪問確認が完了すれば、基本的には好きなタイミングで物件を売却することが可能です。
多くの買取業者では、「契約完了後、1~3か月以内に引き渡しをしてください」という制約がありますが、すむたす売却では契約から引き渡しまで9か月間の猶予期間があります。この期間内であれば、いつでも好きなタイミングで引き渡しが可能なので、「先に契約だけしておいて、引っ越し先の準備が整ってから、引渡しする。」ということも可能です。
「仮住まいを利用せず、スムーズに住み替えをしたい」という方には、特におすすめできるポイントです。
買取価格が高い
すむたす売却では、査定などの業務をITで効率化しているため、一般的な買取の相場よりも高い価格で買取することが可能です。
また、一度査定価格が提示されれば、有効期間中はそこから買取価格が下がることはありません。そのため、一度すむたすで査定をしておけば、「いつでもこの価格で売ることができる」という保証を持った状態で、売却価格を進めることができるのです。
一般的な不動産売却では「いつ、いくらで自分の物件が売れるか分からない」という不確実性の高い状態の中で、売却活動をする必要があります。しかしすむたす売却なら、そのような不安を取り除き、確実な売却活動をすることが可能です。
しつこい営業は一切なし
「前に一括査定サイトを使ったら、営業電話が多くてうんざりしたんだよね」という方も多いでしょう。
すむたす売却では、オンラインの査定時に電話番号と氏名の入力をする必要がありません。また、査定後に問い合わせやご相談を頂いても、「売ってください」というプレッシャーをかけることは絶対にありません。
すむたす売却は、お客様のご都合や利益を第一にサービスを設計しております。「まずは価格だけ確かめてみたい」「売却するかどうか迷っているけど、プロに相談したい」という方など、どなたでもご利用して頂けます。
まずは、下記のフォームより、無料のオンライン査定を試してみてはいかがでしょうか?7つの項目を入力するだけで、物件の最適な売却価格を算出致します。

記事のまとめ
不動産の買取再販とは?
不動産の買取再販とは、中古の不動産を買取り、リフォームやリノベーションをして再度販売することです。
不動産の買取再販を行う業者のことを、買取再販業者と呼びます。
詳しくは1.不動産の買取再販とはをご覧ください。
買取再販業者のメリットは?
以下の3つのメリットがあります。
- 売却にかかる費用が少ない
- 売却にかかる時間が短い
- 契約不適合責任を負わずに済む
詳しくは2.買取再販と仲介の違いをご覧ください。
買取再販業者のデメリットは?
次のデメリットがあります。
- 売却価格が低くなりがち
詳しくは2.買取再販と仲介の違いをご覧ください。
不動産が買取再販される流れは?
以下の3ステップです。
- 買取(仕入れ)
- リフォーム/リノベーション
- 販売
詳しくは3.不動産の買取再販の流れをご覧ください。
買取再販業者を利用するべきなのはどんな人?
以下のいずれかに当てはまる方は買取再販業者の利用を検討しましょう。
- 素早く売却したい方
- 契約不適合責任を避けたい方
- 売却活動を面倒に感じる方
詳しくは4.不動産の買取再販に向いている人をご覧ください。